ジャイロブースの制作秘話
第4弾:向かい合う顔
こんにちは、ジャイロの杉崎です。
前回の記事では、CEATEC展示のデジタルサイネージ方法が決まりました。
今回は、ブースの壁面ビジュアルがどのように決まっていったのか、その過程をご紹介します。
ブースのビジュアル

ジャイロとして初めて「表情筋学習」をテーマにした体験展示に挑戦するため、今回のCEATECでは、とにかく「体験型デモ」を最重要の軸としていました。
展示ブースでは、AIMY FACEのデモを実施していることにいち早く気づいてもらい、いかに多くの来場者に実際の体験へ参加してもらうかが重要になります。
そのため、印象的なビジュアルをどう設計するかを検討するために、プロジェクトチームと制作チームで壁面ビジュアルの打ち合わせを始めました。
CEATECの会場は入口が複数あり、とても広い空間です。行き交う来場者が遠くからでも認識できるビジュアルは何か、さまざまな意見が出ました。
その中で、AIMY FACE の初期段階からイメージしていた「向かい合わせの顔」を、ブース背面のパネル全面に大きく配置する案にまとまりました。
なぜ「向かい合わせの顔」なのか。
それは、AIMY FACEの基本コンセプトである「自分自身をお手本にして練習する」を最もわかりやすく表現できるのが、向かい合う2つの顔というビジュアルだったからです。
打ち合わせの様子

AIMY FACEの打ち合わせ資料(figjam)

伝えたい内容に沿って、壁面デザインの方針をシンプルにまとめると、次の4つになりました。
1_2つ顔を配置
2_表情筋がしっかり動いていることが伝わる口元の形
3_片方は「生成した顔画像」であることが分かるよう、表情のワイヤーラインを入れる
4_ロゴやキャッチコピーがしっかり視認できる背景仕様
メインモチーフとなる人物画像は、AI生成を使い、服装、髪型、年齢、性別、職業など、さまざまな設定バリエーションで生成・検討!
さらに、見せ方として、
・いろんな表情で見せる
・ビフォーアフターで見せる
・目立つキャッチコピーと組み合わせる
・鏡合わせのように見せる
といった複数の表現でレイアウトを検討し、どれが最も来場者に直感的に伝わるかを探っていきました。できた案をパネルにレイアウトし、メンバー全員で見比べながら意見を出し合いました。
ビジュアル案

初期段階では、2つの顔は正面を向いている構図でした。
目線がこちらに向くためインパクトはあります!
しかし、議論を重ねていく中で、「自分の顔を見て練習している姿」のほうが AIMY FACE にふさわしい!という意見でまとまり、2人が向かい合う構図に落ち着きました。
来場者視点のイメージ
検討中の顔一覧

背景については、ロゴやキャッチコピーがしっかり目に入るよう、装飾を入れず「白」か「黒」のどちらかに絞って検討しました。
模型で遠くから見たり、近づいて見たり、さまざまな状況を想定し、見え方を研究していきました。
最終的に文字がもっとも読みやすい「黒」の背景を採用しました!
また、口元の動きが分かりやすいよう、顔の占める面積が大きくなるように調整しました。
最終ビジュアル案

そして、ようやく目指した表情のビジュアルが完成しました。
メンバー内では、試行錯誤の末に生まれた AI の人を、密かに「エイミーちゃん」と呼んで、プロジェクト仲間として大切にしています。
改めて振り返ると、AI画像生成は、適切なプロンプト調整が必要となり、思った以上に時間がかかりました。
ただ、全体的に見ると、AI の活用で作業効率は上がったという印象です。AI の今後の可能性に期待したいですね!
第5弾につづく。